マチトのブログ

マチトのブログ

社会に様々なことを発信する大学生のブログ

【幼児教育】人生を豊かにする力、『非認知能力』を解説します

 どうも、マチトです。

 

 近年、幼児教育や情操教育の重要性が広く認知され始め、親御さんの間で関心が高まり、幼児教室などが増加しています。

 

 幼児教育や幼児教室などと言うと、未就学児に算数や英語を教えるようなことをイメージする方も多いと思います。しかし、この記事で解説するのはそういった類の教育では無く、生きる力を養うための教育です。

 

 そこでキーワードとなるのが、『非認知能力』です。この記事で徹底解説しますので、ぜひインプットしていただきたいです。

 

 

f:id:Machito:20200530133348j:plain

 

非認知能力とはどんな能力?

 非認知能力とは、認知能力と対比の関係にある能力です。認知能力とは、計算・読み書き・記憶力など、いわゆる学校のテストで測られるような学力を指しています。一方、非認知能力はテストなどで数値化しづらい能力です。

 

 具体的には、コミュニケーション能力、人と協力できる協調性、柔軟な発想力と創造性、感情をコントロールする力、あきらめずに続ける忍耐力…など。豊かに生きるために必要な力の多くが非認知能力に分類されます。

 

 昔は、学力などの認知能力を伸ばすことが大事だと思われてきました。しかし研究が進むと、非認知能力が形成されることで認知能力も向上されやすくなることや、豊かな人生を送るためには非認知能力が必要だと分かるようになりました。

 

 また、これからはAIの時代になります。非認知能力はAIには無い能力と言い換えることもでき、AIに負けないためには豊かな心を身に付けることが重要です。つまり、今後ますます非認知能力の重要性は高まっていくのです。

 

 AI時代については、こちらの記事で詳しく解説しています。

machito.hatenablog.com

 

 

f:id:Machito:20200530133400j:plain

なぜ幼児教育が大切なの?

 この記事のタイトルや冒頭にもある通り、非認知能力は幼児教育と密接な関わりを持っています。

 

 単刀直入に言えば、非認知能力は幼児期が一番身に付きやすく、幼児期に身に付けた能力は長続きしやすいのです。さらに言えば、非認知能力は学力を伸ばす土台となるので、少なくとも小学校低学年までには伸ばすべきなのです。

 

 ここで、幼児教育の重要性を広めた有名な研究を紹介します。

 

 「ペリー就学前計画」という研究で、1960年頃のアメリカで行われた調査です。気になる方はインターネットで検索していただきたいのですが、ここでも簡単に説明します。

 

 これは、あらゆる質の高い教育を行った3~4歳児と、通常の3~4歳児を約40年間にわたって追跡調査を行った研究です。その結果は、幼児教育を受けたグループの方が持ち家率や平均所得が高く、犯罪率などが低くなったというものでした。

 

 また、ノーベル賞を受賞したジェームズ・ヘックマン氏の『幼児教育の経済学』という本も、幼児教育や非認知能力を語る上で欠かせません。ぜひ一度読んでみてください。

www.amazon.co.jp

 f:id:Machito:20200530133413j:plain

非認知能力が高いとどんな人間になれるの?

 社会性のある人、忍耐力のある人とは言っても、いまいちピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、ここで具体的に説明します。

 

 現在、「ニート」や「引きこもり」と呼ばれるような失業者が日本全国に100万人近く居るとされています。こうした人たちに対して、「怠惰なだけでしょ」などと思ってる方も多いようです。

 

 しかし原因を探ると、『新しい環境に適応するのが苦手である』とか『少し失敗して注意されると立ち直れない』などという理由が明らかになっています。

 

 これをさらに追及すると、幼少期の豊かな体験が足りず、非認知能力が向上していない、と言えるのです。幼少期に「何かに挑戦して成功する」だとか「周りの人と相談や協力をする」といった経験を積んでいないことが原因の一つだったのです。

 

 「ニート」や「引きこもり」は例の一つにすぎませんが、身近な社会問題にも繋がるほど非認知能力は重要な概念なのです。

 

どうすれば非認知能力が養われる?

 非認知能力の重要性は分かっていただけたかと思いますが、具体的にはどのような教育をすれば良いのでしょうか。

 

 これを最も分かりやすく示したものが、文部科学省にある幼稚園の学習指導要領だと個人的には思います。

幼稚園教育要領:文部科学省

 

 上記リンクの内容を全て読んでいただけると一番伝わると思うのですが、幼稚園は知識を詰め込む教育の場ではありません。生涯にわたる人格形成の基礎を培う場、生きる力を養う場所なんです。

 

 細かい項目を見ると、「〜とのかかわりを深める」や「〜に気付く」「〜に関心をもつ」「〜を表現する」などの文言が多いことが分かると思います。

 

 つまり、親御さんもこのようなポイントを意識してお子さんと接することで、非認知能力の形成を促せるのです。

 

 まとめるとこのようになります。

①様々な人や物と関わりを持たせてあげる

②発見したこと関心を持ったことを深掘りしてあげる

③考えさせて、表現させてあげる

 

 これを意識して声をかけてあげたり、体験の機会を与えてあげるだけで、良い効果を生みます。せっかく子供が見つけた植物を「ただの葉っぱじゃん」などと言ったり、子供が「なぜ?」と思ったことの答えを簡単に教えたりすることの無いようにしましょう。

 

 もちろん、幼児教室などに通わせるのも良い手段だと思います。どんな取り組みをされているのかリサーチし、理想の場所を探すのをオススメします。

 

 他にも、たくさん遊ぶ、 自然と触れ合うなどと重要な要素はたくさんあります。日常のちょっとした体験が非認知能力と繋がっているのですね。

f:id:Machito:20200530133335j:plain

終わりに

  非認知能力について全く知らなかったという方も、この記事を読んである程度理解いただけたのではないでしょうか。

 

 「人生を豊かにする力」とタイトルにありますが、そもそも「豊かな人生」とは何かという点も考えどころだと思います。

 

 皆様もこういった疑問に対して思考を巡らせてみて下さい。

 

 それでは、また。

 

【SDGs】今後の社会の最重要ワードは『持続可能な開発目標』です。

 

 どうも、マチトです。

 

 今と未来の社会問題を考える上で最も注目されている概念、SDGsについて皆さんはどれほどご存知でしょうか。世界中では大規模に取り組まれているのですが、日本では未だに認知度が高くないので、ほとんど知らないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

 この記事では、SDGsに関する基本的な情報をまとめています。この記事を読んで、皆さんもSDGsについて関心を持っていただければ幸いです。

 

 

 

 

f:id:Machito:20200526123431j:plain

SDGsとはそもそも何なのか?

  SDGsとは、Sustainable Development Goals の略称で、日本語訳すると『持続可能な開発目標』となります。

 

 2015年9月に国連で採択されたもので、持続可能でより良い世界を実現するために、2030年までの達成を目指してつくられた目標のことです。17のゴールと169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人残さない」ことを誓っています。

 

 169のターゲットは細かい事項なので覚える必要はありませんが、17のゴールに関しては押さえておきましょう。下記の画像が17のゴールをまとめたものです。

f:id:Machito:20200526125147j:plain

 

   1〜6までの目標は飢餓や安全な水など、主に発展途上国に向けた目標が多く、実際に先進国では達成率が比較的高めです。

 

   ただ、日本にも貧困で苦しむ人は一定数居ますし、ジェンダー平等に関しては先進国の中では最低クラスです。先進国も考えなければならない課題が多いのです。

 

 7〜12の目標に関しては、エネルギーや経済など、快適な生活を送るために必要な項目という印象を受けます。これらは政府だけでなく、企業にも責任がある箇所です。

 

 13〜17は、地球全体を守るための目標です。17の「パートナーシップで目標を達成しよう」が印象的ですが、SDGsが世界各国で連携して到達すべき目標だということが強く示されています。

 

なぜSDGsがここまで広まったのか?

世界規模で取り組みが進められているSDGsですが、ここまでの盛り上がりを見せているのはどうしてでしょうか。

 

理由① 具体的で分かりやすい

SDGs最大の特徴は、それぞれの目標に対して達成状況を数値化していて、世界中に報告している点です。

 

例えば、ゴール3の「すべての人に健康と福祉を」という項目は2000年と2017年の5歳未満の志望者数というデータを比較し、400万人以上も減少していると報告されています。その上で、最終的にゴールを達成するためにやるべきことをまとめています。

 

 下の画像は2019年に報告された日本の達成状況です。「達成できている」を意味する緑から順に、黄色→オレンジ→赤と、達成度が低くなっています。日本は教育や産業には問題無いが、ジェンダーや災害対策に課題があることが一目で分かりますね。

f:id:Machito:20200527180918j:plain

 

 分かりやすさという点で言うと、カラフルにまとめた17のゴールの一覧画像も良い働きをしていると思います。この色を見ただけでSDGsと関連しているのだな、と気付くことができますし、マーケティングとして成功していると思います。

 

理由② ”持続可能”という言葉が社会全体に響いた

 

 格差や貧困といった問題は遥か昔から言われており、正直無関心だという人も多かったと思います。しかし近年のエネルギー問題、環境問題に関しては目に見えて深刻化しており、なんとかしなければ自分の将来ですら危ない、生活を持続させることができない、という感覚が世界中に広まりました。

 

 こうした感覚が各国の政府に伝わり、公的機関が取り組みを始めるのは正直言って自然というか、想像通りな感じもします。しかしSDGs企業も巻き込んだところにポイントがあります

 

 SDGsの12番目の目標は「つくる責任 つかう責任」です。これは端的に言えば「このままだと地球の資源が消滅して、生産も消費もできなくなるよ」という課題を解決するための目標です。極端な例を挙げると、「飲食店が食品ロスを生み続けてたら、いつか食べ物が無くなってしまうよ。そしたら飲食店も潰れるよ。」ということです。

 

 また、これが特に大事なのですが、消費者側がSDGsなどに関心を持つようになったことで、企業側も経営戦略として取り入れるようになったのです。これを企業がアピールし、顧客はSDGsに取り組んでいる企業を選択します。こうして企業がSDGs導入をアピールすることによって、さらにSDGs自体の認知度が上がり、社会全体が得するのです。

 

f:id:Machito:20200526123420j:plain

SDGsに関する情報サイトを紹介

 SDGsに関する情報を発信しているサイトをまとめましたので、興味を持った方はぜひ覗いてみてください。

 

こちらはYouTubeの動画ですが、企業とSDGsについて簡潔に説明している動画です。

www.youtube.com

 

こちらはSDGsに関する記事など発信しているサイトで、ぜひ見ていただきたいです。

sdgs-support.or.jp

 

こちらは外務省の公式ページです。

www.mofa.go.jp

 

こちらもSDGsに関する記事が多数掲載されています。

courrier.jp

 

f:id:Machito:20200526123407j:plain

終わりに

 正直SDGsについてよく知らない…という方も、この記事を読んで概要はつかめたのでなないでしょうか。

 

 SDGsの認知度は高まりつつあるとは言え、まだまだ100%には程遠いのが現状です。学校の授業などで取り入れられているので若い世代の認知度は高いのですが、30代~50代の認知度は比較的低いままです。

 

 SDGsについて知る世代が、様々な形態で発信することが重要ですね。認知度を広めることで世界を救うことができます。皆さんで協力していきましょう。

 

 それでは、また。

 

 

 

次世代のキーワード、『STEAM教育』を解説します

 どうも、マチトです。

 

 人工知能・AIは、私たちの生活の中に急速に浸透してきました。今後もさらにAI化は進んでいき、将来的に多くの仕事がAIに奪われると予想されています。

 

 そんなAI時代を生きることになる今の子供に必要な教育として、STEAM教育なるものが注目されています。

 

 これは教育関係者はもちろん、今後の社会を知る上での超重要ワードですので、この記事を読んで概要を理解しましょう。

 

 

f:id:Machito:20200523165309j:plain

 

STEAM教育って何?

 元々は、十数年前でアメリカで生まれた『STEM教育』という概念が始まりです。

 

 これは、Science (科学)Technology (技術)Engineering (工学)Mathematics (数学)の頭文字をとった教育モデルです。

 

 見て分かる通り、理工学系に特化した教育で、コンピュータサイエンスの必要性を加味して考えられた枠組みとなっています。しかし、これだとIT技術とか理数系という高度で固いイメージができてしまうという課題がありました。

 

 そこで、Art (芸術) が加えられてできた教育モデルが『STEAM教育』です。芸術が加わったことにより、独創性や柔軟な発想も必要だということを印象づけるようになりました。

 

 ちなみにここで言う『Art』は一般教養などという意味の『リベラル・アーツ』を含む場合もあります。

 

f:id:Machito:20200523165320j:plain

どんな能力を伸ばす?

 冒頭でも述べた通り、今の子供達はAI時代を生きることになります。そこで重要なポイントは次の2点です。

 

①AIに使われるのでは無く、使う側になる

②AIには無い人間的魅力を養う

 

 AIに使われると言うとファンタジーの世界のようにも思われますが、既に現実味を帯びてきています。

 

 AIを使う人間になるためには、まずは単純に先端技術の知識が必要です。そして勉強だけで無く、世の中の現象を論理立てて考える能力も求められます。さらには、新たなテクノロジーやシステムを生み出す力も重要ですね。

 

 これらの知識や能力を蓄えるために、STEAM教育が必要となります。それぞれの学問を個別に学ぶのでは無く、STEAMの中で横断的に学び、さらに国語や社会にも関連づけて学ぶことで上記の能力が向上するとされています。

 

 また、AIには無い人間ならではの魅力も養う必要があります。AIにできないこととはなんでしょうか。

 

 今のところAIは過去の事例から学習してアウトプットすることしかできないので、創造力・独創性といった能力はありません。また、精神面に関わる先導力やコミュニケーション力も人間には勝てません。また、ビジネスセンスなどの研ぎ澄まされた"感覚"も人間だけの能力です。

 

 これらの力に着目し、AIに負けない人間を育成することがSTEAM教育の根幹でもあります。Art(芸術)が加えられたのも、やはり創造力や豊かな心を養ってもらいたいという意図があったからだと考えられます。

 

 このように、STEAM教育は単純にロボットやプログラミングに詳しくさせることが目的ではありません。問題解決能力、創造力、論理的思考力などの非認知能力を伸ばすことが最大の目的なのです。

 

f:id:Machito:20200523165252j:plain

具体的にはどんな取り組み?

 2020年度から日本の小学校で導入されることとなったプログラミング教育は、まさにSTEAM教育の一環です。これも、当然ですが小学生にHTMLとかPython とかを教えるのでは無く、ロボットやゲームを通して論理的思考力を伸ばすことが目的です。

 

 また、下記サイトではアメリカ・シリコンバレーのSTEAM教育の様子が紹介されています。

これから求められる"STEAM人材"とは?blog.btrax.com

 

 こうしたIT技術と全く関係無いような経験もSTEAM教育の一種であり、様々な能力の向上に役立っているのです。

 

 他にも、習い事としてSTEAM教育をお子さんに受けさせたいのであれば、「STEAM教育 教室」や「STEAM教育 教材」などと検索するとヒットします。

 

 日本でもSTEAM教育を意識した学校教育がさらに充実してくると思いますし、幼児教室や塾なども増えていくのではないでしょうか。

 

f:id:Machito:20200510151802j:plain

終わりに

 

  この記事を読み、STEAM教育を全く知らなかったという方もある程度理解できたのではないでしょうか。

 

 今後も人工知能が社会にあふれてくるのは間違い無さそうですが、そういった世の中に油断せずに目を向け続け、自分に必要な能力なども日々考えていきたいと思います。

 

 それでは、また。

 

 

志望大学と学部の選び方のポイント6点を解説【高校生必見です】

 

 どうも、マチトです。

 

 大学受験を見据えて勉強しているものの、志望校が決まっていない…、学部の選び方が分からない…、などと困っている人も多いと思います。

 

 そんなあなたのために、現役大学生の僕が大学選び・学部選びの基礎的な部分を解説したいと思います。大学はおおむね4年間という長い時間在籍する場所ですし、多くの人がそのまま就職する場所です。入学してから後悔しないためにも、今から真剣に選択しておきましょう

 

 なお、筆者が文系大学生のため、文系中心の情報となりますのでご了承ください。

 

 

f:id:Machito:20200521111129j:plain

志望校を決めるポイント

 

 受験する大学・学部を決めるにあたって特に重要なポイントを6点に絞りました。1つずつ解説していきます。

 

1.学費と奨学金

 どんな大学に行っても、基本的には4年間で200万円以上はかかるのが相場で、決して安い買い物ではありません。奨学金を利用して自分で学費を払う学生はもちろん、親などに払ってもらう学生も絶対に考慮すべき問題です。

manabi.benesse.ne.jp

 

 こちらのベネッセのサイトを参考にさせていただくと、国立大学でも入学金と合わせて4年間で約240万円。私立理系なら約540万円。6年制の医学系私立大学だと2000万円以上必要となるそうです。これらの情報を知らずに受験することのないようにしましょう。

 

 もちろん奨学金や授業料免除を利用して負担を減らすこともできます。しかし新制度の授業料免除は対象外となっている学校もあります。奨学金についてはこちらの記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

machito.hatenablog.com

 

 また、特に私立大学には大学独自の奨学金が充実していることが多いです。下記リンクは早稲田大学奨学金のページですが、年間40万円の給付や、授業料半期免除などがあります。学内奨学金の有無も、大学選びのポイントになります。

www.waseda.jp

 

2.興味のある学問

 個人的には最も重要なポイントがこれです。「なんとなく憧れの大学に入った」とか、「その大学で一番頭いい学部にした」という志望理由を否定するつもりはありませんが、それで入学後に後悔しないか?という点は考えていただきたいです。

 

 4年間も在籍する場所ですし、ある程度興味のある学問でないと続けるのが難しいと思います。そう思った時、高校生の時にしっかり考えた結果選んだ学問であればある程度受け入れられますが、そうでない場合はかなり後悔するでしょう。そして再び大学受験する、となると時間的にも金銭的にも負担が大きすぎます

 

 では、志望学部・学科が決まらない場合はどうすれば良いでしょうか。

 

 まず、学びたい学問の系統も決まってないという人は、学問を知ることから始めましょう。「大学 学問」や「大学 学科」などと検索すれば学問の一覧や、その詳細を知ることができると思います。

 

 また、気になる大学から探していくのもありだと思います。例えば関関同立レベルの大学を目指しているのであれば、順番に全ての大学の学部一覧を見て、気になる学部や学科のポリシーなどを読んでみましょう。その学問に興味が湧いてくるかもしれません。

 

 そして僕が特にオススメするのが、教授の研究内容やゼミまで見ることです。今やインターネット上に何でも情報がある時代です。各大学のホームページにほぼ確実に教授一覧があるので、自分の研究したいことと同じ分野の専門の教授がいるかどうか確かめてみましょう。

 

 例えば、あなたが宗教学について研究したいと思っているとします。大学のレベル的に上智大学を目指したいが、「宗教学部」や「文化人類学部」はありません。しかし、一見どんな学問か分からない「総合人間科学部」の「社会学科」に、宗教社会学専門の教授がいらっしゃいました。こうして教授紹介まで見ると、具体的に学べることも分かり、大学選びがとても面白くなります

 

f:id:Machito:20200521111224j:plain

3.大学のレベル (偏差値)

 学校の先生は立場上あまり口にしないかもしれませんが、やはり大学のレベルも気になる点です。これに関してはネット上のサイトを参考にするのが最も手っ取り早いと思います。下記サイトのように、都道府県や学問系統で絞って検索できるサイトは重宝しますね。

www.minkou.jp

 

 また、こちらのパスナビというサイトは、過去の合格最低点やセンター試験ボーダーラインなどもまとまっていて便利ですね。センター試験は廃止されましたけど、活用できないことは無いと思います。

passnavi.evidus.com

 

 しかし偏差値がどうであれ、合格最低点を上回れば入学できます。その大学の入試問題を徹底的に分析することで得点が上がるかもしれませんし、とても相性が良いかもしれません。

 

 また、大学入試は一般入試だけではありません。推薦入試やAO入試などを利用することも一つの選択肢です。自分の偏差値と比べてあきらめず、色々と考えてみてください。

 

f:id:Machito:20200521111152j:plain

4.入試に使用する科目

 

 行きたい大学、学びたい学問があっても、入学するには受験という壁があります。正論をぶつけるならば、行きたい大学のためにどんな勉強もしなさい!と言うべきなのかもしれません。

 

 しかし、そうもいきません。例えば、高校の都合で倫理という科目が開講されなかったり、時間割の都合で生物を選択できない、ということが起こったりします。

 

 授業を受けずに自分で勉強するというのはかなりの負担です。それを避けるには、自分の受けたい大学・学部の受験科目をしっかりと確認し、さらに高校で授業を受けられるかを確認する必要があります。

 

 また、得意科目で受けられるかどうかは割と重要です。もちろん行きたい大学のために苦手科目で挑戦するのは素晴らしいことですが、受験勉強は長期戦ですし、できれば得意科目の方が良いですよね。

 

  理系でよくあるのは、生物で受験できない大学。文系ですと、地理や公民系で受験できない大学。また、文系だと二次試験で数学が必要かどうか、なども確認しておくべき箇所ですね。

 

5.立地や設備

 

 人によっては、これを一番に考える人もいるかもしれません。地元の近くで実家から通うのか、それとも遠くの大学に行き、一人暮らしするのか。これは経済状況や、保護者の意見なども考慮に入れる必要があるので、必ず相談しましょう。

 

 他の要素ですと、例えば東京で就職したいのならば東京の大学の方が良いですし、大学の周辺の街の様子などを考慮に入れても良いですね。

 

 環境という面で言うと、大学の中の設備も重要です。実験設備が整っているか、図書館は広くて綺麗か、そして食堂などが綺麗だと嬉しいですよね。

 

 これらは実際に大学に行ってみるのが一番良いですが、難しければ画像や動画を検索してみるのが良いと思います。

 

6.大学独自のプログラムなど

 

 

 これは大学について詳しく調べる必要がありますが、とても重要なポイントです。それぞれの大学の違いが顕著に現れる点だと思います。

 

 例えば、留学プログラムの充実度。大学で留学を考えている人は多いと思いますが、その内容は大学によって様々です。行先や時期、期間、費用など気になることがたくさんあると思いますので、志望校決めの参考にするのはオススメです。

 

 また、大学によっては副専攻制度といった名前で独自の活動、学習ができる場合があります。副専攻といった名前でなくても、地域活性化の活動をしたり、NPOインターンができたりと、大学ならではの活動ができるプログラムが用意されていたりします。せっかくなので、このような点にも注目していただきたいですね。

 

f:id:Machito:20200510151802j:plain

終わりに 

 いかがでしたでしょうか。

 

 この記事では、志望校選択において基礎的な要素6点を解説しましたが、まだまだ深く掘り下げることもできると思います。

 

 人生において後悔の無いように、まずは大学に進学する意味から問い直し、焦らず真剣に考えてみてください。

 

 それでは、また。

 

 

若者が地方に憧れ?日本の都市の今と未来を解説

 

どうも、マチトです。

 

先日NHKニュースからとある記事が出され、Twitterなどネット上を騒がせました。

www3.nhk.or.jp

 

以下、ニュース記事から引用させていただきます。

新型コロナウイルスの影響で、地方に転職したいという意識が都市部の若者に広がっているとみられることが就職情報サイトの調査でわかりました。感染が収束したあとはUターンやIターンの転職が増えるのではないかとみられています。

 

就職情報会社「学情」は先月24日から今月1日にかけ、インターネットを通じて20代の転職希望者に新型コロナウイルスの感染拡大の影響についてアンケート調査を行い、およそ360人から回答を得ました。

このうち「地方への転職を希望する」と答えた人は36%と、ことし2月の調査と比べるとおよそ14ポイント多くなりました。

地方への転職を希望する理由については「テレワークで場所を選ばずに仕事ができることがわかった」とか「都市部で働くことにリスクを感じた」、「地元に帰りたい」といった答えが目立ったということです。

 

 常に言っているように、メディアの情報は疑ってかかることが必要です。この記事で言うと、母数が360人というのは十分な人数なのか?と考えた方がいいですね。

 

 それに少し目をつむるとして、地方への転職を望む若者が増えている、もしくは今後増えていくというのは確かなようです。これは日本社会において大きな変化です。

 

 この記事では、都市圏一極集中などのキーワードと共に今の都市と未来の都市について解説と考察をしていきます。

 

 

 

 

f:id:Machito:20200512154336j:plain

 

東京一極集中の現状を解説

 東京一極集中という言葉は皆さんも耳にしたことはあると思いますし、感覚的にも理解できると思います。その名の通り、経済や人口やあらゆる機能が東京に集中している状態のことです。

 

 この場合の東京とは都市圏でいう東京を指していることが多く、具体的には東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を含む首都圏全体のことです。もちろん、文脈によっては東京都だけの場合もありますし、東京23区のみのこともあります。

 

 では、この東京圏にどれだけの人口が集まっているのでしょうか。2018年のデータを基に、三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)とその他の人口の割合をグラフにしました。

f:id:Machito:20200519152255j:plain

 

 数値は小数点第一位を四捨五入しているのでおおよそですが、都市圏への人口集中の凄まじさが分かるかと思います。まず驚くのが、東京、大阪、名古屋付近だけで人口の50%以上の人が住んでいるということです。そして、一番の驚きは東京圏があれだけ大きな関西圏の2倍以上の人口を抱えているということです。

 

 人口が集まるのには理由があります。官公庁などの公的機関が集まり、その周りに大企業が集まり、他の中小企業も集まり、雇用が増えて人が集まり、最先端の技術も集中し、人の生活のために小売店や娯楽も集まり…と、絶えず拡大を続けてきたのです。

 

 この一極集中によって、どのような問題が生じたのでしょうか。ここでは、直接的に引き起っている大きな問題を2点だけまとめます。

 

 ひとつは、都市が拡大しすぎたことです。そもそも東京都市圏というのは1都3県という広大な土地を指します。この広大な土地を、オフィス、商業施設、住宅街、学校…と延々建物で覆いつくしているのが東京圏です。スプロール現象という言葉をご存知の方もいると思いますが、ダラダラと無秩序に都市が広がりすぎて、快適で効率的な都市とは言えなくなっているのです。

 

 これについて詳しく述べるともう1記事書けてしまうので省略しますが、1つだけ挙げるのならば、移動距離の問題です。都市が拡大しすぎて、郊外に住んでいる人が2時間近くかけて通勤・通学するという事態が普通に起きています。この大移動が毎日行われていることにより、エネルギーが大量に消費され、満員電車が日常化しているのです。

 

 2点目は、少子化を助長していることです。東京は都市機能が集約している反面、子育てしやすい街とはお世辞にも言えません。東京都の特殊出生率は47都道府県の中で最下位。若者が東京に集まれば集まるほど、日本全体の出生率も下がっていくのは間違い無さそうです。

f:id:Machito:20200514104702j:plain

 

コロナによって何が変わる?

 年々一極集中が進んでいる中、突如発生したコロナショック。それは東京というメガシティの限界を伝える事件なのかもしれません。

 

 急速に進むオンライン化、テレワーク、そして広がる過密都市への不信感。東京の若者が地方への移住や帰省を考えるのは当然と言えそうです。これについてはこちらの記事でも言及していますのでぜひご覧ください。

machito.hatenablog.com

 

 そもそも東京は家賃が高く、中小企業、ベンチャー企業にとっては東京にオフィスを置くのに抵抗があったと思います。しかし、オフィスを東京に置く必要が無い、いやオフィスという存在自体必要無いという時代が突如訪れました。

 

 今後はオフィスを地方に移転したり、あるいは完全テレワーク化する企業が少しずつ増えてきます。それに伴い、東京の街が劇的な変化を遂げるかもしれません。少なくとも、ある程度の人口移動が起こるのは間違い無さそうです。

f:id:Machito:20200514104733j:plain

 

日本の都市は今後どうなるのか

 地方への移転や移住という言葉を何度か使用していますが、そもそもの問題を整理しましょう。

 

 今までは「東京に行けばなんとかなる」と、最先端の技術や雇用を求めて地方から東京に出てくる人が多かったのです。それが何十年も続き、名古屋や大阪と比較しても圧倒的な規模の都市圏を生み出しました。

 

 しかし今後は東京だけでなく、他の地方都市の人気が高まり、活力が高まると考えられます。仙台に盛岡に住んでいた学生が東京に出るのではなく仙台に出たり、あるいは広島出身で都内の大学に通う若者が就活を広島で行う…など。

 

 今回の件で一気に地方の農村が栄える可能性は低いと思いますが、東京圏への流入が減り、政令指定都市レベルの地方都市が繁栄するというのは十分考えられます。これを見越し、各自治体は準備や努力を進めていく必要がありますね。

 

f:id:Machito:20200514131151j:plain

終わりに

 今回の記事では、東京一極集中について少し否定的に書きましたが、良い面が無いわけではありません。気になる方は、市村安雄氏の『東京一極集中が日本を救う』という本を読んでみてください。

 

 とはいえ、やはり日本の都市の在り方が変わっていくのは少し楽しみです。今後も社会に目を向け続け、変化を感じ取れるようにしていきたいですね。

 

 それでは、また。

 

今話題の「こども食堂」って何?徹底解説します。

 

 どうも、マチトです。

 

 ここ数年で普及し始め、新型コロナウイルスの影響によってさらに耳にするようになったこども食堂ですが、皆さんはどれほどご存知でしょうか。

 

 今のコロナ禍における問題もそうですが、子供支援の根幹となる取り組みとして、詳しく知っておく必要があります。この記事で、現状~今後の課題まで広く解説していますので、理解を深めていただきたいと思います。

 

 

f:id:Machito:20200516143620j:plain

こども食堂とは?

 こども食堂とは、主に地域の人々やNPOなどの団体が、子供向けに食事を無料または低価格で提供する場所です。貧困家庭で満足に食事ができない子供を支援するという目的が大きいですが、親の都合により一人で夜を過ごしている子供のためのコミュニティの場としても機能しています。

 

 今や全国に4000ヵ所あると言われていますが、その形態は様々です。ボランティアスタッフが食事を提供したり、地域のレストランや食堂で運営していたり、あるいは老人ホームに子供を招いて一緒に食事するという場所もあります。

 

 厚生労働省によると、2015年の調査で日本の子ども(17歳以下)の貧困率は13.9%です。つまり、大体7人に1人の子どもが貧困状態にあるという現状なのです。日本の場合、命の危険があるほどの絶対的貧困の人数は多くないのですが、相対的貧困という年収122万円以下の世帯の人数が多いようです。

 

 このように、実は日本に大勢いる貧困の子供を助けるためにこども食堂が運営されています。さらに、食事を通して子供の居場所を確保してあげたり、地域のつながりを構築するなどという意味でも重要な役割を担っています。

 

ファミマがこども食堂に参入

 このこども食堂に、2019年3月より大手コンビニチェーン「ファミリーマート」が参入し、大きな話題となりました。

www.family.co.jp

 

 上記リンクにもある通り、ファミマこども食堂は格安ながら有料で、レジ体験などのイベントもあります。少し商業的な面もありますが、それでもこども食堂なので、非営利的で奉仕的な活動ではあります。そんな活動に株式会社の大企業が参入してきたのは少し不思議な感じがします。

 

 実は他にも株式会社の企業が参入している例はあり、今後も増える可能性が高いと思われます。これは、もちろん社会貢献によってイメージアップを狙っている可能性はあります。というか、それが最大の目的かもしれません。しかし、それでも企業が社会貢献のために動き始めたというのは大きな進歩だと思います。

 

 ここ数年でSDGs (持続可能な開発目標) が日本にも浸透し始め、各企業がようやく「未来の社会のことを考えないとマズい」と考え始めました。こども食堂SDGsにある17の目標のうち、5~7つほど当てはまります。このような活動をファミリーマートという大企業が取り組んでくれたことにより、今後も企業による社会貢献活動が広がると考えられます。

 

f:id:Machito:20200516143540j:plain

コロナ禍におけるこども食堂

 現在、コロナウイルス感染拡大防止のため、多くのこども食堂が活動停止しています。今が最も食事や居場所に困っている子供が多いにもかかわらず、このような状態になっているのはもどかしい話です。

 

 また、営業を続けるこども食堂に対して批判的な声も多く、嫌がらせを受けている施設もあります。もちろん命にはかえられませんが、子供の為に必死で頑張っている人たちに対してそのような行為をするのは控えていただきたいですね。

 

 コロナの影響で通常営業をやめ、宅配に切り替えたこども食堂あります。しかし当然ながら費用がこれまで以上にかかり、存続の危機にある団体も増えています。寄付を募っている団体もありますので、ぜひ調べてみてください。

 

 これから訪れるアフターコロナの時代、どのような形態で貧困家庭の子供を支援するのか、考えていかなければならないですね。

 

f:id:Machito:20200516143517j:plain

 

 

こども食堂の課題と目標

 こども食堂にも課題はたくさんあります。

 

 運営にかかる費用、地域に対してあまり浸透していないという問題、そして利用したら貧困であると認識され、差別的な視線を恐れて利用できない子供がいる、など。さらにファミリーマート参入に対しては、賃金の低い店員に対して仕事を増やしてどうするんだ、逆に貧困を増やしているじゃないか、という声もあります。

 

 他にもたくさんあると思いますが、これらの課題に対して地域住民と協力して解決していくことも、地域振興の一環です。

 

 さて、ここまで読み、疑問に思った方もいると思います。

 

 「あれ?政府は何をしているの?」

 

 そう、貧困家庭の子供の支援や、子供の居場所づくりに関しては、国の援助があるべきです。国の子育て支援が充実していたり、あるいは非正規雇用の問題に取り組んでいれば、ここまで子供の貧困率も高くないはずです。

 

 子供食堂は増えれば増えるほど良いものではありません。最終的にはこども食堂が無くても子供たちが幸せに生活できるような社会を目指す必要があります。そのためにできることを、国や自治体と民間が協力して取り組めると良いですね。

 

f:id:Machito:20200516143603j:plain

最後に

 貧困の子供が7人に1人もいることは知らなかった人も多いのではないでしょうか。これだけたくさんいる貧困の子供、あるいは親と過ごせない子供を支援する仕組みはどんどん充実していって欲しいですね。もちろんそのような子供がいなくなることが一番の理想ですが。

 

 この記事を読んだ皆さんも、ぜひ身の回りの子育て支援に対して目を向けてみてください。こども食堂も意外とたくさんあります。

 

 こども食堂以外でも、何か子育て支援に関して考えたことがあればぜひ共有してください。

 

 それでは、また。

コロナ後の世界はどんな変化を遂げるのか?

 

 どうも、マチトです。

 

 日本では新型コロナウイルスの拡大スピードが下がりつつあり、本日(5/14)、39県の緊急事態宣言の解除が正式決定する見通しです。

 

 しかし緊急事態宣言が解除されても、今後もコロナウイルスは私たちの生活に強く影響を及ぼし続けます。いわゆる、アフターコロナの時代が訪れます。

 

 このアフターコロナの時代は、今までの世界と比べてどのような点が異なるのでしょうか。今後の社会を生きる人々にとって、この変化を知ることはとても重要です。

 

 快適な生活を送るため、新たなビジネスを見つけるため、より良い社会を創造するためにも、この記事を読みつつ、皆さんも考察してみてください。

 

f:id:Machito:20200506143251j:plain

 

 

 

1、オンライン中心の世界に

 

 ご存知の通り、コロナの影響でテレワークやオンライン授業が一気に加速しました。それだけでなく、室内での娯楽としてオンラインゲームや動画配信サービスが人気を集め、さらに通販などの需要も高まりました。

 

 これからは自宅でインターネットを介したサービスが主流となり、そのような形態にいち早く対応できる企業が成長していきます。就活する学生や転職を考える労働者も、テレワークの稼働率を考慮に入れて就職先を選ぶ傾向が高まります。

 

 Twitter社は、基本的には今後も永久に在宅ワークで良いとの方針を明らかにしています。やはりIT系の会社はこうした対応が迅速です。

japanese.engadget.com

 

f:id:Machito:20200514104733j:plain

2、ゆとりのある空間が好まれる

 

 コロナウイルスが収まったとしても、密集・密接・密閉を避ける風潮は無くならないと予想されます。コロナが再び拡大する可能性もありますし、同じような感染症による悲劇を繰り返さないように対策が必要だからです。

 

 これにより、狭くて風通しの悪い娯楽施設は避けられ、公園やキャンプ場など、屋外の広い空間が好まれるようになります。自治体や開発業者は公園などの環境整備に力を入れるようになり、キャンプ場や自然体験ツアーなどで町おこしをする場所も増えるかもしれません。

 

 また、飲食店や公共施設も”空間的ゆとり”を意識して建築されていきます。座席の間隔を広くとったり、通気性を考慮したり、行列ができないような工夫が求められるでしょう。マンションなどの共用スペースのような場所も消滅するかもしれません。

 

f:id:Machito:20200514131151j:plain

3、土地の価値が変わる

 

 上で述べた通り、今後はテレワークやオンライン授業、通販が主流になります。つまり、人が集まる必要が無くなるのです。もっと言うと、オフィスビルも必要無くなるかもしれません。

 

 こうして、今まで都心に集まっていた人や建物が郊外に移動します。そしてオフィスの数自体も減少します。すると、結果的に都市部の土地の値段が下落し、郊外の土地の値段が上昇するのです。

 

 これは少し飛躍的な予想と思えるかもしれませんが、少なくとも人口の移動が起こったり、田舎暮らしの人気が高まるのは間違いありません。

 

 これを機に、地方のネット環境を整えたり、移住を推奨するような政策を行ったりすると地方創生にも繋がりそうですね。

 

 

4、行動の時間をずらす傾向が生まれる

 

 何度も申し上げている通り、人との接触を避ける風潮は今後も続くと予想されます。

 

 今の日本で最も”密”が深刻な場と言えば、満員電車だと思います。テレワークの拡大によって通勤が無くなり、満員電車の無い生活の快適さが話題になったりしているように、衛生的にも精神的にもデメリットの多い場と言えます。

 

 この満員電車を無くすため、完全テレワーク化は難しくても通勤時間をずらす取り組みが増える可能性はあります。また通勤だけでなく、通学時間もずらすかもしれません。さらに、来客者の多い時間が決まっているような業種の店は、来客を分散させるような仕組みを作る必要がありそうです。

 

f:id:Machito:20200514104702j:plain

 

5、格差社会が拡大する

 

 このコロナショックによって多くの企業が経済的に大打撃を受けました。その結果として、会社からクビを言い渡された人が日本に数千人いると言われています。さらに、内定取り消しを受けたり、就活に苦戦している学生も大勢います。

 

 この被害を受けた人たちは、職を求めて非正規の労働をしたり、最悪の場合失業者として長年を過ごす可能性があります。企業側も、安い給料で済む従業員や、簡単にクビにできる従業員を集めるために、正規雇用を増やしてしまうのです。

 

 経済的格差だけではありません。

 

 オンラインでの塾や教材など、今後は教育においてもインターネットが欠かせなくなりますが、これにはお金がかかります。通信環境やデバイスを用意できない世帯は満足な教育を受けることができず、教育格差が生まれます

 

 そして通信機器に触れる機会が少なかった子供はオンライン中心の世界で上手く稼ぐことができません。こうして負のループが起こるのです。

f:id:Machito:20200508113209j:plain

 

最後に

 

 以上5点が今回紹介した「コロナ後の世界」ですが、割と直接的で理解しやすいものだったと思います。

 

 さらに深く、視野を広く考えると、もっともっと色々な変化が見えてくると思います。ぜひ皆さんも時間をとって考えてみてください。

 

 そしてコロナ後の世界に対応できるように、様々なことを意識して行動してみてください。

 

 それでは、また。

 

ふるさと納税は本当に「得」なのか?


 どうも、マチトです。

 

 今や全国的な知名度となった"ふるさと納税"ですが、節税に役立ったり、お得な制度だということでご存知かと思います。できるビジネスマンはふるさと納税をしている、という印象もあるかもしれません。

 

 このふるさと納税を、本記事では社会学の観点から徹底解説しようと思います。

 

 ふるさと納税とは何か?個人にとって得するのか?そして、社会にとって得するのか? こんな観点で網羅的に解説していきますので、ぜひ最後まで目を通していってください。

 

 

 

f:id:Machito:20200512152721j:plain

ふるさと納税とは?

 

 まずは、ふるさと納税の概要を説明しましょう。

 

 ふるさと納税とは、地方創生や税収格差是正のために2008年頃から始まった、寄付と減税が組み合わさったシステムです。

 

 例えば、寄附者であるあなたが5万円を札幌市に寄附します。それを税務署に申請すると、寄付額-2000円、つまり4万8千円分の税金(所得税、住民税)が控除されます。

 

 さらに嬉しいことに、寄附した先の札幌市からお礼として特産品が送られてきます。この返礼品と呼ばれるものが2000円以上の価値がある品だと、結果的にお得だと言えるわけです。

 

 地方自治体は自分たちの町への寄附をできるだけ集めたいので、米や海産物などと、返礼品もかなり豪華になっています。よって、大半の返礼品が2000円以上の価値があり、寄附者にとってはかなりお得な制度となっているのです。

 

 正直言って寄附者にとって大したデメリットはありません。強いて言うならば手続きに時間がかかることくらいでしょうか。

 

 詳しく知りたい方、興味のある方は大手のふるさと納税サイトをチェックしてみてください。

www.furusato-tax.jp

 

 

f:id:Machito:20200512154336j:plain

 

ふるさと納税で勃発した事件

 

 しかし、このふるさと納税はとある事件を引き起こしました。

 

 上で述べた通り、各自治体は寄附を集める為に返礼品をどんどん豪華にしていきます。

 

 大阪府泉佐野市は2018年度、2位以下と大きく差をつけ、全国トップの498億円を集めました。その返礼品は、高額なAmazonギフト券や地元と無関係な牛肉など。

 

 こうした過度な返礼品や地元と無関係な品を規制するために、2019年5月、泉佐野市など4市町村がふるさと納税の対象から外されました。この総務省の対応に泉佐野市は抗議し、提訴するという事件が起こりました

 

 この泉佐野市と総務省の戦いは今も続いていますが、ここで疑問が生まれると思います。

 

なぜ過度な返礼品が問題なのか?

 

 これについて詳しく解説します。

 

f:id:Machito:20200512154321j:plain

 

ふるさと納税の問題点

 

 それでは、返礼品が高額化することの問題や、ふるさと納税自体の課題を解説していきます。

 

①税収の格差是正ができていない

 

 そもそも都心に集中する税を分散させる目的だったが、今は豪華な返礼品を用意できる一部の市町村に税が集まっている状態です。

 

 その結果、都心の税収が落ち込みすぎていることが問題となっています。また、返礼品の人気が無い地方自治体は税収も寄付金も少なく、格差が広がり続けているのが現状です。

 

②国全体の税収が減っている

 

 この制度は、個人が利用する分には間違い無くお得です。裏を返せば、国からしたら損しているのです。

 

 最初の例で説明します。新宿区に住むあなたが5万円を札幌市に寄附し、4万8千円分の税金控除を受けたとします。

 

 すると、札幌市は5万円の収入得て、新宿区は4万8千円の収入を失います。(少し異なる部分もありますが、分かりやすくする為に簡略化しています)

 

 そして札幌市が1万円相当の返礼品をあなたに送ると、札幌市は結果的に4万円の収入となります。新宿区は4万8千円を失い、札幌市は4万円を得ているので、全体で8千円の税収を失っているのです。

 

 当然ですが、返礼品が豪華になればなるほど失う税収は増えていきます。この場合、札幌市からすれば5万円未満の返礼品にすれば黒字なので高額化しがちですが、高額化するとこんな問題が起こるのです。

 

③地元の産業が打撃を受ける

 

 返礼品は、自治体が地元の企業や農家などに委託して用意しています。当然ですが自治体はなるべく安く、価値の高い商品を手に入れようと努力します。すると、低価格で商品を自治体に提供することになり、商品を提供する側は儲からないのです。

 

 そして企業は大量の商品をベルトコンベア式で作り、梱包し、発送します。さらに言うと、ふるさと納税の仕組みはいつまで続くか分かりませんし、自治体が方針を変えればすぐに仕事が無くなります。このような、簡単だけど不安定な仕事が大量に生まれると、必然的に非正規雇用が増えます。ここにも隠れたデメリットがあったのです。

 

f:id:Machito:20200512154349j:plain


最後に

 

何度も申し上げますが、ふるさと納税は個人としては得する仕組みだと思います。

 

 しかし、社会にとって得かどうかは一度考えてみる価値があるかもしれません。地方創生の仕組みとしては、このような税金の奪い合いでは無く、長期的に利潤を生み出せる仕組みが求められると僕は思います。

 

 皆さんもふるさと納税を活用するなら、実際に集めた寄付金がどのように使われているのか、地域振興に役立っているのかということを意識していただきたいです。

 

 目の前の利益だけでなく、社会全体を考えて過ごすと新たな視界が開けてくると思います。


それでは、また。

【高校生必見】奨学金と授業料減免を具体的に解説

どうも、マチトです。

 

 本記事では、日本学生支援機構による大学生向けの奨学金と授業料減免について解説したいと思います。
※他の種類の奨学金については触れておりません。

 

 実際に僕は、この奨学金と授業料減免の手続きをして現在大学に通っていますので、かなり具体的に解説できると思います。

 

 ここでは、細かい金額や条件などは省き、申し込み〜入学後の流れを説明していきます。これから奨学金を申し込む高校3年生は特に必見の内容です。

 

 それでは、解説していきます。

 

f:id:Machito:20200510151632j:plain

奨学金と授業料減免とは?

 

 2020年入学者から、日本学生支援機構からの奨学金が大きく変わりました。

 

 まずは、給付型奨学金を受給できる対象が大幅に増えたこと。つまり、かなり貧しい世帯だけで無く、やや貧しい世帯でも返済不要の奨学金を貰えるようになりました。

 

 そして、給付型奨学金は授業料減免制度とセットになりました。つまり給付型奨学金を受け取る人は、おおむね大学の授業料が免除または減額されます。この授業料減免は入学金も含まれており、入学金も免除または減額されます

 

 これにより、一部のかなり貧しい学生は授業料も無料で、さらに奨学金まで貰えるという状態になるのです。「なんでだよ!ふざけんな、ズルいぞ!」という声が聞こえてきそうですが、これは奨学金が学生の生活を支援するものであるという考えを体現しています。

 

 大学生が苦しむこと無く学ぶためには、教科書やパソコンや研究経費など、授業料以外のお金も必要ですし、もちろん生活費も必要です。国はこの奨学金で、これらの費用も支援してあげようと考えているのです。素晴らしい制度ですね。

 

 これらの奨学金と授業料減免ですが、所属している高等学校などを経由して、予約採用の申し込みをする必要があります。授業料減免に関しては大学入学後の手続きになるので、まずは奨学金申請の流れを見ていきましょう。

 

申し込みの流れ

 

1、奨学金の申請をする

 

 所属している学校によって異なりますが、高校3年生の5月〜7月にかけて、奨学金の説明会があったり、奨学金の書類配布があったりします。超重要事項なので全生徒に伝わるようになっていると思いますが、心配でしたら先生に確認しましょう。配布時期が遅い学校もあるかもしれませんが、学校に任せておけば大丈夫です。

 

 配布された書類に、日本学生支援機構奨学金の申請方法などが詳しく書かれています。それを熟読し、その通りに申請作業をします。

 

 申請は、日本学生支援機構スカラネットという申し込み専用ホームページで行います。

www.jasso.go.jp

 

 さらに、ここで家族構成の証明や収入の証明を紙媒体で郵送し、提出します。スカラネットの入力を間違えたり、証明書の不備があると面倒なことになり、最悪の場合奨学金を受け取れなくなるので注意しましょう

 

f:id:Machito:20200510151802j:plain

 

2、採用候補者決定通知を受け取る

 

 申請を正しく行えていれば、11月〜1月辺りに採用候補者決定通知が高校経由で届きます。

 

 下の画像は、給付型奨学金に申し込み、採用候補者に決定した場合の画像です。

f:id:Machito:20200510150835j:plain

 

この決定通知で、自分はどの奨学金を受け取れるのか、そして金額はいくら受け取れるのかを確認できます。

 

 しかしこれはあくまでも候補者の決定通知なので、大学に合格し、入学し、進学届けを提出しなければ自然に効力を失います。

 

f:id:Machito:20200506131834j:plain


3、授業料減免の手続き

 

 大学に無事に合格すると、大学から入学手続きに関する書類が届きます。その書類に、必ず奨学金関連の記述もあるはずです。そして、授業料と入学金の減免についても記載されています

 

 ここで重要なのは、給付型奨学金の採用候補者になっている人は、必ず入学金と授業料の減免の申請ができるということです。多くの人は入学金と授業料を3月〜4月に払わなければなりませんが、給付型奨学金の採用候補者は払う必要がありません。

 

 大学の指定した方法で、授業料と入学金減免の手続きを期日までに行います。その際、必ず採用候補者決定通知が必要になるので無くさないようにしましょう。

 

 この手続きをもって、一時的に授業料と入学金の振り込みが免除されます。そして、この授業料減免の手続きを基に、大学側が減免するかしないか、どの程度減免するかを判断します。

 

 判断基準は定かではありませんが、奨学金採用の区分によって、減免無し、1/3減免、2/3減免、全額減免のいずれかに決められます。この減免額の発表が、基本的に7月中旬〜8月上旬になります。

 

 つまり、給付型奨学金採用候補者は7月までは入学金も授業料も払わなくて良いのです。ここで全額免除と決まった人は、もちろんここでも払う必要がありません。

 

4、奨学金受給の手続き

 

 大学の入学手続きの書類、もしくは入学後の書類に記載されている通りに手続きします。

 

 基本的には採用候補者決定通知を大学に直接持って行き、その場で進学届に用いるパスワードなどを受け取るという形になります。

 

 進学届は、web上で提出します。下記のサイトに、大学から受け取ったパスワードや自分の情報などを打ち込むと、手続きが開始されます。

www.sas.jasso.go.jp

 

 この手続きを進めていくと、どの形態で奨学金を受け取るのかなども決めることができます。例えば、第一種奨学金(利子無し)と第二種奨学金(利子あり)の両方を受け取る権利はあるが、第一種だけでいいや、と思ったらここで第一種のみを申請します。

 

 また、採用候補者決定通知では最高で月4万円もらえるが、そんなに要らないと思ったら3万円に変えることもできます。

 

 この進学届の手続きで、振り込み口座の登録も済ませ、全てが完了です。その後、登録した口座に奨学金が振り込まれていきます。なお、授業料等の減免の申請中でも、奨学金は変わらずに振り込まれます。

 

f:id:Machito:20200502130805j:plain

 

最後に

 

 給付型奨学金や授業料減免などの対象者が増えたとは言え、これはもちろん貧しい世帯向けの制度です。自分がどのくらい受け取れるのか、貸与型なら受け取れるのか、などのシミュレーションができるサイトがありますので、ぜひ活用してみてください。

www.jasso.go.jp

 

 

 また、この制度は対象の大学・専門学校が限られています。ほとんどの学校は対象ですが、念のため志望校が対象かどうか確認してみて下さい。

www.mext.go.jp


 新型コロナウイルスの影響で、来年の受験や入学がどうなっているか全く分かりませんが、何事も準備しておくことが大事です。

 

 受験生の皆さんは本当に本当に大変だと思いますが、周りに助けを求めながら、適度に頑張ってください。

 

 それでは、また。

今、子供を持つ親が抱える悩み

どうも、マチトです。

 

 このコロナ禍の中で、各家庭には様々な困難がのしかかっていると思います。この困難を、政府にも頼りつつ、皆さんで協力して乗り越えなければなりません。

 

 そこで本日は、特に小学生以下のお子さんを持つ親御さんの悩み、困難に焦点を当てて記事を書いていこうと思います。対策を講じるためには、まず何に困っているのかを知る必要があります。さらに、悩みを知れば、これを教訓として今後は事前に準備することができます。

 

 この記事を読み、今後の活動に活かして頂ければ幸いです。

 

f:id:Machito:20200508113209j:plain

 

1.学習がストップしている

 

 3月頭に政府から休校要請が出されてから2ヶ月が経過しました。地域や学校にもよりますが、長期間学校に行けていない子供が大勢いるのが現状です。

 

 問題は、私立学校や塾などで、オンライン学習の環境が整っている子供と、そうでない子供との格差がどんどん広がっていること。これは親御さんにとってかなり不安になっているはずです。

 

 政府はこの不安の解消を最優先で行うべきだと僕は思います。9月入学どうこうでは無く、今の子供たちの学習をどうするのか。政府だけでなく、NPO自治体にもできることはあるかもしれませんね。

 

2.学校再開後の休日

 

 学校が無事に再開したとしても、その後のカリキュラムはどうなるのでしょうか。仮に7月から再開できたとして、授業の無かった4ヶ月間の勉強を来年の3月までに取り戻すとしたら、相当な負担になります。

 

 土日祝、夏休み、冬休みが授業日になったり、7時間目まで授業をするという形も考えられます。子供にとって、休息や遊びの時間が奪われるのは深刻なことです。この問題に関しては、政府や文部科学省の今後の発表に注目するしかありません。

f:id:Machito:20200508153915j:plain


3.留守番させることができない

 

 テレワークが普及してるとは言え、まだ出勤している人もたくさんいますし、買い物などにも行く必要はあります。そんな時に、子供を1人で留守番させるかどうか迷うという親御さんもいらっしゃるようです。

 

 これはテレビのニュースで見た話ですが、コロナの影響で小学4年生の子供を留守番させざるを得なくなり、母親が「初めて留守番させます」とコメントしていました。Twitterなどでも同じような発言をいくつか見かけました。

 

 僕は正直驚きました。小学3,4年生にもなって留守番したことが無いという子供がたくさん居るんですね。心配なのは分かりますが、いつまでも保護し続けていても仕方ありません。コロナ騒動が、普段から留守番の経験をさせることの重要性が分かる良いきっかけになったかもしれません。

 

4、遊びの場が無い

 

 子供の成長にとって極めて重要な要素である『遊び』。友達に会えない、学校に行けない、外に出られないといった状況で、それができない子供が全国にたくさん居ます。

 

 もちろん多少のリスクはあるものの、外に出て遊んだり運動することを禁止されているわけではありません。スポーツ庁には運動のポイントがまとめられていますし、子供の運動あそび応援サイトというの開設されています。参考にしてみてください。

www.mext.go.jp

 

しかし、友達との触れ合いが失われているのは確かです。学校の校庭が開放されている地域もありますが、利用している子供は僅か。さらに、封鎖されてしまった公園すらあります。

sukusuku.tokyo-np.co.jp

ここまでする必要があるのかどうか、僕は専門家じゃないので分かりませんが、もっと子供の遊び場を確保してあげたいですね。

 

5.食費や光熱費がかさむ

 

 日中ずっと外出していた家族が、一日中家に居るようになりました。昼ご飯にかかる食費はもちろんのこと、電気代、水道代、通信量など、出費は確実に増えています。当然、家族が多ければ多いほど出費は増えます。

 

 

 そのため、政府から臨時特別給付金として児童1人当たり1万円の給付が決定しています。しかし、正直これで補えているとは思えませんね。

 

 

f:id:Machito:20200508113247j:plain

 
 以上が大きな悩み、問題点です。もちろん、まだまだ細かい不安などは山積みだと思いますし、明日の生活に困窮している家庭だってあります。

 

 そういった人たちに対して、どのようにアプローチしていけるかが社会全体の問題です。政府だけに頼るよでは無く、一人ひとりが考え、行動していきたいですね。

 

 それでは、また。