マチトのブログ

マチトのブログ

社会に様々なことを発信する大学生のブログ

志望大学と学部の選び方のポイント6点を解説【高校生必見です】

 

 どうも、マチトです。

 

 大学受験を見据えて勉強しているものの、志望校が決まっていない…、学部の選び方が分からない…、などと困っている人も多いと思います。

 

 そんなあなたのために、現役大学生の僕が大学選び・学部選びの基礎的な部分を解説したいと思います。大学はおおむね4年間という長い時間在籍する場所ですし、多くの人がそのまま就職する場所です。入学してから後悔しないためにも、今から真剣に選択しておきましょう

 

 なお、筆者が文系大学生のため、文系中心の情報となりますのでご了承ください。

 

 

f:id:Machito:20200521111129j:plain

志望校を決めるポイント

 

 受験する大学・学部を決めるにあたって特に重要なポイントを6点に絞りました。1つずつ解説していきます。

 

1.学費と奨学金

 どんな大学に行っても、基本的には4年間で200万円以上はかかるのが相場で、決して安い買い物ではありません。奨学金を利用して自分で学費を払う学生はもちろん、親などに払ってもらう学生も絶対に考慮すべき問題です。

manabi.benesse.ne.jp

 

 こちらのベネッセのサイトを参考にさせていただくと、国立大学でも入学金と合わせて4年間で約240万円。私立理系なら約540万円。6年制の医学系私立大学だと2000万円以上必要となるそうです。これらの情報を知らずに受験することのないようにしましょう。

 

 もちろん奨学金や授業料免除を利用して負担を減らすこともできます。しかし新制度の授業料免除は対象外となっている学校もあります。奨学金についてはこちらの記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

machito.hatenablog.com

 

 また、特に私立大学には大学独自の奨学金が充実していることが多いです。下記リンクは早稲田大学奨学金のページですが、年間40万円の給付や、授業料半期免除などがあります。学内奨学金の有無も、大学選びのポイントになります。

www.waseda.jp

 

2.興味のある学問

 個人的には最も重要なポイントがこれです。「なんとなく憧れの大学に入った」とか、「その大学で一番頭いい学部にした」という志望理由を否定するつもりはありませんが、それで入学後に後悔しないか?という点は考えていただきたいです。

 

 4年間も在籍する場所ですし、ある程度興味のある学問でないと続けるのが難しいと思います。そう思った時、高校生の時にしっかり考えた結果選んだ学問であればある程度受け入れられますが、そうでない場合はかなり後悔するでしょう。そして再び大学受験する、となると時間的にも金銭的にも負担が大きすぎます

 

 では、志望学部・学科が決まらない場合はどうすれば良いでしょうか。

 

 まず、学びたい学問の系統も決まってないという人は、学問を知ることから始めましょう。「大学 学問」や「大学 学科」などと検索すれば学問の一覧や、その詳細を知ることができると思います。

 

 また、気になる大学から探していくのもありだと思います。例えば関関同立レベルの大学を目指しているのであれば、順番に全ての大学の学部一覧を見て、気になる学部や学科のポリシーなどを読んでみましょう。その学問に興味が湧いてくるかもしれません。

 

 そして僕が特にオススメするのが、教授の研究内容やゼミまで見ることです。今やインターネット上に何でも情報がある時代です。各大学のホームページにほぼ確実に教授一覧があるので、自分の研究したいことと同じ分野の専門の教授がいるかどうか確かめてみましょう。

 

 例えば、あなたが宗教学について研究したいと思っているとします。大学のレベル的に上智大学を目指したいが、「宗教学部」や「文化人類学部」はありません。しかし、一見どんな学問か分からない「総合人間科学部」の「社会学科」に、宗教社会学専門の教授がいらっしゃいました。こうして教授紹介まで見ると、具体的に学べることも分かり、大学選びがとても面白くなります

 

f:id:Machito:20200521111224j:plain

3.大学のレベル (偏差値)

 学校の先生は立場上あまり口にしないかもしれませんが、やはり大学のレベルも気になる点です。これに関してはネット上のサイトを参考にするのが最も手っ取り早いと思います。下記サイトのように、都道府県や学問系統で絞って検索できるサイトは重宝しますね。

www.minkou.jp

 

 また、こちらのパスナビというサイトは、過去の合格最低点やセンター試験ボーダーラインなどもまとまっていて便利ですね。センター試験は廃止されましたけど、活用できないことは無いと思います。

passnavi.evidus.com

 

 しかし偏差値がどうであれ、合格最低点を上回れば入学できます。その大学の入試問題を徹底的に分析することで得点が上がるかもしれませんし、とても相性が良いかもしれません。

 

 また、大学入試は一般入試だけではありません。推薦入試やAO入試などを利用することも一つの選択肢です。自分の偏差値と比べてあきらめず、色々と考えてみてください。

 

f:id:Machito:20200521111152j:plain

4.入試に使用する科目

 

 行きたい大学、学びたい学問があっても、入学するには受験という壁があります。正論をぶつけるならば、行きたい大学のためにどんな勉強もしなさい!と言うべきなのかもしれません。

 

 しかし、そうもいきません。例えば、高校の都合で倫理という科目が開講されなかったり、時間割の都合で生物を選択できない、ということが起こったりします。

 

 授業を受けずに自分で勉強するというのはかなりの負担です。それを避けるには、自分の受けたい大学・学部の受験科目をしっかりと確認し、さらに高校で授業を受けられるかを確認する必要があります。

 

 また、得意科目で受けられるかどうかは割と重要です。もちろん行きたい大学のために苦手科目で挑戦するのは素晴らしいことですが、受験勉強は長期戦ですし、できれば得意科目の方が良いですよね。

 

  理系でよくあるのは、生物で受験できない大学。文系ですと、地理や公民系で受験できない大学。また、文系だと二次試験で数学が必要かどうか、なども確認しておくべき箇所ですね。

 

5.立地や設備

 

 人によっては、これを一番に考える人もいるかもしれません。地元の近くで実家から通うのか、それとも遠くの大学に行き、一人暮らしするのか。これは経済状況や、保護者の意見なども考慮に入れる必要があるので、必ず相談しましょう。

 

 他の要素ですと、例えば東京で就職したいのならば東京の大学の方が良いですし、大学の周辺の街の様子などを考慮に入れても良いですね。

 

 環境という面で言うと、大学の中の設備も重要です。実験設備が整っているか、図書館は広くて綺麗か、そして食堂などが綺麗だと嬉しいですよね。

 

 これらは実際に大学に行ってみるのが一番良いですが、難しければ画像や動画を検索してみるのが良いと思います。

 

6.大学独自のプログラムなど

 

 

 これは大学について詳しく調べる必要がありますが、とても重要なポイントです。それぞれの大学の違いが顕著に現れる点だと思います。

 

 例えば、留学プログラムの充実度。大学で留学を考えている人は多いと思いますが、その内容は大学によって様々です。行先や時期、期間、費用など気になることがたくさんあると思いますので、志望校決めの参考にするのはオススメです。

 

 また、大学によっては副専攻制度といった名前で独自の活動、学習ができる場合があります。副専攻といった名前でなくても、地域活性化の活動をしたり、NPOインターンができたりと、大学ならではの活動ができるプログラムが用意されていたりします。せっかくなので、このような点にも注目していただきたいですね。

 

f:id:Machito:20200510151802j:plain

終わりに 

 いかがでしたでしょうか。

 

 この記事では、志望校選択において基礎的な要素6点を解説しましたが、まだまだ深く掘り下げることもできると思います。

 

 人生において後悔の無いように、まずは大学に進学する意味から問い直し、焦らず真剣に考えてみてください。

 

 それでは、また。