マチトのブログ

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社会に様々なことを発信する大学生のブログ

【危険】メディアの情報は疑わないとマズいです

 

 どうも、マチトです。

 

 昨今、SNSなどのソーシャルメディアが発達し、情報リテラシーという言葉がこれまで以上に重要なものとなりました。さらに、最近ではコロナウイルス関連のフェイクニュースも話題となっています。

 

 これからの時代、正しい情報を見極める目が不可欠です。何よりも重要と言えます。

 

 そこで僕は、特に中学生や高校生に「メディアの情報は常に疑え」と伝えたいです。これについて、この記事で詳しく解説したいと思います。

 

 

 

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1.テレビや新聞は洗脳に近い

 まずはテレビ、新聞などのマスメディアについて。マスメディアは公正で中立的な報道や情報発信が求められますが、切り取り方や表現方法次第で簡単に印象操作をすることができます

 

 歴史的に最も有名かつ残酷な事例は、ナチス・ドイツヒトラーによるプロパガンダでしょう。プロパガンダとは「特定の思想へ誘導する意図を持った行為」で、ヒトラーは新聞や映画などを巧みに利用し、民衆の思想をコントロールしました。その結果、皆さんご存知の通りユダヤ人大虐殺などの悲劇が起こり、今も負の歴史として刻まれています。

 

 また、日本でも佐藤栄作元総理大臣が次のような発言をしています。

「僕は国民に直接話したい。新聞になると違うからね。偏向的な新聞は嫌いなんだ、大嫌いなんだ

 

 

 そもそも新聞は政治的な主張を掲げることが許されています。なので、ある議員の発言や政策を過度に批判するような、悪意ある書き方をしていることも当然あります。

 

 一方でテレビは政治的に公平な報道が法律で義務付けられています。しかし、例えばある議題に対して賛成派のコメンテーターばかりを招集したり、デメリットばかりをまとめたVTRを流すなどの印象操作は常に行われています

 

 また、いわゆるタブーと言われる内容もあります。具体的には、系列の新聞社やメディアの不祥事に関する報道はほとんどされません。また、スポンサーや芸能プロダクションはテレビ業界にとって必要不可欠な存在なので、マイナスになる情報は控えめに報道されます。

 

 このように、注意せずにマスメディアの情報を受け取っていると、いくつもの印象操作を受けることになります。もちろん現代でナチス時代のようなことが起こる可能性は低いですが、僅かながら洗脳を受けていることも忘れないで頂きたいです。

 

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2.ソーシャルメディアの情報について

 今の世の中は完全にTwitterInstagramYouTubeなどのソーシャルメディア時代になりました。このソーシャルメディアの最大の特徴は、誰でも大きな規制無しに広く情報を発信できることです。

 

 新聞やテレビは、基本的に虚偽の情報は流しませんが、ソーシャルメディアにはそれがあふれています。記憶に新しいのが、2016年の熊本地震の直後に「ライオンが脱走した」というデマを発信し、大きく拡散されてしまった事件。この発信者は後に逮捕されましたが、SNSの怖さ、特に拡散力の強さが分かる事件となりました。

 

 僕はTwitterを6年ほど前から始めていますが、特に最近、真偽不明の情報が1万リツイート以上されているようなことが多いと感じます。これは完全にリテラシーの低い世代がSNSを使用するようになったことの表れだと思います。

 

 

 また、あらゆるインフルエンサーの言うことを鵜呑みにする人も間違いなく増えています。○○しないと危険です、○○すれば豊かになります、などの強いメッセージに惹かれて真似事をしているアカウントが本当に急増しています。一種の洗脳です。大半の発信者は、人気集め、つまりビジネスのために行っているだけです。中学生や高校生が深く考えずにそのような情報に惑わされると、いずれ詐欺の被害を受けますし、何よりも確固たる自分を見失うことになります。

 

 情報のあふれるSNSを使うならば、真実を見抜く力を持ち、そして自分自身の意思を持っていただきたいですね。

 

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3.信頼できる情報とは

 メディアの情報の危険性を述べてきましたが、どのように情報を集めるのが最適なのでしょうか。

 

 まずは、常に疑うことです。社会において批判的思考力はとても重要です。目にした情報に対して、これは本当か?何かが隠蔽されていないか?反対の意見にはならないか?などと疑ってみましょう。

 

 引用元の有無を確認することも重要です。基本中の基本ですが、これを怠る人がネット上に大勢います。警察は証拠が無いと犯人を罰することができません。同様に、信頼できる機関の研究論文やデータ、写真などの証拠を探してから真偽を判断しましょう。

 

 熊本のライオンの事件から、写真も信用できないじゃないかと思われるかもしれません。しかし、コツがあります。それは、複数の情報を探すことです。例えば、ライオンの脱走なら目撃者が一人のはずがありません。Twitterなどで「熊本 ライオン」など様々なワードで画像検索をして、どんなに探しても一枚しか見つからなかったらデマの可能性が極めて高いですよね。このようにして、情報の真偽を見抜きます。

 

 また、データやグラフにも要注意です。数字なので嘘はつかないと思いきや、色や分母、グラフの軸を巧みに利用して印象操作するのはとても簡単なんです。簡単な例として、下記の記事を読んでみてください。

yukawanet.com

 

 

 SNSには良い面もあります。それはメディアを通さずに直接発信できることです。ここ最近よく見るのが、スポーツニュースの記事に対してスポーツ選手が「こんなこと言っていない」とコメントしているツイートです。このように、本人の発言というのも比較的信頼できる情報です。

 

 

 長くなりましたが、以上がメディアの情報の危険性と対策についてです。繰り返しますが、中高生の皆さん、情報を鵜呑みにしないでください。視野を広く、柔軟に考察できる人間を目指しましょう。

 

 そしてこの記事から、今後のメディアのあり方について考えてみると良いかもしれません。今やマスコミを通さなくても直接発信できる時代です。未来のマスコミはどうなっているのか?SNSは発展し続けるのか?こんなことを考察すると、社会を見る目が変わってきそうですね。

 

 ぜひ考えたこと、感じたことがあれば共有してください。

 

 それでは、また。